インタビュー(佐藤)

2 佐藤 瞳  62期 パートナー 

 ⑴ 担当している案件

 現在、事務所内では、成年後見、破産管財、相続財産管理人などの管理案件(申立を含む)や、相続案件を多く取り扱っています。また、個人事件としては、これらの案件に加え、交通事故や債務整理を比較的多く取り扱っています。

 弁護士になった当初は、「色々な分野の事件がやりたい」と考え、多種多様な事件を担当させてもらいました。当事務所は、銀行や損害保険会社、大学、病院、地方公共団体(市や教育委員会)を含めた多数の顧問先があるため、経験できる事件が多いところが魅力だと思います。そして、色々な事件を担当させてもらった後に、興味がある分野を多く取り扱うようになりました。

 管理案件や相続案件は、登記や税務が絡むことが非常に多い分野です。この点、当事務所には司法書士が所属しており、また、協力税理士がおりますので、連携して案件に取り組めるだけでなく、気軽に質問したり、一緒に打ち合わせに入ってもらったりできるので、非常に助かっていますし、事件処理の質も高くなっていると考えています。

 また、私は、この分野の見識を広げるため、弁護士会では、高齢者障害者センター、倒産法運用検討協議会、家事事件運用検討協議会、財産管理PTなどに所属し、研鑽に努めています。

 ⑵ 1日のスケジュール

 平日は、概ね9時30分から18時まで事務所にて執務を行い、子どものお迎えに行って帰宅しています。

 土曜日に事務所に出勤したり、自宅でリモートワークしたりはしますが、遅く帰宅したり、徹夜したりすることはないですね。

 子どもが生まれてからは、どんなに仕事が忙しくてもお迎えのタイムリミットがあるので、初めは大変でした。また、子どもが急に病気になって休まざるを得ないこともあるので、すべての案件を、早め早めに処理するようになりました。現在では、メリハリのあるワークライフバランスの取れた生活を送れていると思います。

 ⑶ 出産や子育てとの両立

 私は当事務所に入所後に子どもを産んで、現在も子育て真っ只中です。

 妊娠初期、私は体調が優れなかったのですが、休むことにより迷惑をかけたくないと考えていました。そんなとき、直属の先輩から、「お腹の赤ちゃんを守れるのは世界でお母さん一人だけだけど、仕事は他の人もできるから、とにかく大事を取ってください」と言われて病院に行き、自宅安静となったことを覚えています。

 休んでいる間の事件処理ですが、事務所事件のみならず個人事件についても、事務所在籍の弁護士が復代理や管財人代理などで対応してくれたため、依頼者や裁判所にご迷惑をかけることなく、安心して休むことができました。

 出産後は育休を取得したのですが、当事務所では弁護士も雇用保険に入っているので、育児休業給付金を取得することができ、休んでいる間の経済的な補償があり、大変助かりました。

 また、妊娠中や育休復帰後も、体調を考慮してデスクワーク中心の案件を配点してもらえたので、無理なく働くことができました。

 ⑷ ロースクール生、司法修習生の教育

 千葉大学法科大学院のロースクール生、司法修習生の教育に携わるようになった経緯は、ありがたいことに打診をいただいたからです。千葉大学法科大学院では、女性法曹の育成に力を入れているということで、私は女性のロースクール生を担当しています。

 実は、私は、ロースクール時代のエクスターンシップ配属先が当事務所でした。千葉県最大規模の法律事務所で、企業法務、民事、家事、刑事と4日間でたくさんの事件を見せていただき、他のロースクール生から羨ましがられました。また、弁護士の先生方は、みんな優しく仲が良くて、事件について丁寧に教えてもらったうえに、毎日ステキなランチに連れて行ってもらいました。そのため、私は、「弁護士になったらこんな事務所で働きたい」という夢を抱いて司法試験の勉強をしていました。司法試験に合格してすぐに、当事務所に「就職したい!」と連絡をして、最終的に採用してもらいました。私にとってロースクールのエクスターンシップは、まさに人生を変えた運命の4日間でした。

 私は、ロースクール生や司法修習生には、私がしてもらったのと同じように、たくさんの生の事件に触れて、具体的な弁護士像をイメージできるようになってもらい、ランチを一緒に取って、「弁護士になりたい」と思ってもらえればいいなと思って指導しています。

 また、私は、千葉大学法科大学院やロースクール生のお役に少しでも立ちたいという思いで、弁護士会で法科大学院委員会に所属して、微力ながら応援しています。

 ⑸ 思い入れのある事件を教えてください

 思い入れのある事件はたくさんあるのですが、2019年夏にロースクール生のエクスターンシップを行った日の出来事はよく覚えています。
 午前中、東京地方裁判所で、苦労した民事事件の和解が成立し、ほっとしていました。ロースクール生と一緒に、裁判所からレストランに向かう途中、ドクターイエロー(新幹線)が目の前を走りました。よく晴れた真っ青な空の下で走る鮮やかな黄色のドクターイエローを見て、ロースクール生が、「何かとってもいいことが起こりそうですね」と言ってくれて、私は嬉しくなりました。それから10分も経たないうちに、千葉地方裁判所から新件の破産事件の管財人就任打診の電話があり、わくわくしました。

 その後、ロースクール生とランチを取り、私からは、弁護士の仕事や生活などをお話しし、ロースクール生は、弁護士になりたい気持ちなどをキラキラした目で話してくれました。私は、このとき、「好きな仕事をして、好きな事務所で働いて、弁護士になってよかったな」と幸せな気持ちになったのを覚えています。

 ⑹ 若手弁護士に対し配慮していること

 何でも気軽に質問や相談をしてもらいたいと考えているので、質問や相談を受けたときは、丁寧に対応し、分からないときでも一緒に調べるようにしています。また、私自身も、知識や経験を増やすことができるので、質問してもらえる機会はありがたいと思っています。
 事務所内で共有したほうが良いと考える知識やヒヤリハット事案などは、事務所内メーリングリストの「知恵袋」で流したり、マニュアルをアップデートしたりして、事務所に還元するように努めています。

 なお、私は、弁護士になって10年以上経った現在においても、事務所事件のみならず個人事件でも、法律構成が難しい案件や何となく引っ掛かりがあるような案件は、先輩に質問したり、起案のチェックをお願いすることがよくあります。
 先輩は、どんな忙しいときでも、質問には真摯に回答してくださり、また、起案を確認してアドバイスをくださるので感謝しています。このような体制があるので、当事務所では、事件処理の質が担保されているのではないかと考えています。

 当事務所は、弁護士が多数在籍しており、各々得意分野があるので、先輩後輩関わらず、質問や意見交換がしやすい雰囲気だと思います。私も、分野によっては後輩弁護士に質問することもよくありますが、いつも丁寧かつ的確に回答してもらって助かっています。

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